疾病対策生活編
○ 歪(ゆが)みによる体の不調
背骨には重要な神経の束(たば)が通っているため、歪むと肩こり、肩こりに伴う頭痛、腰痛、膝痛だけでなく、ホルモンのバランスが悪くなったり、内臓が圧迫されて心臓や呼吸器・消化器系の器官にも悪い影響が出る。
歪みを生む原因
- 高いヒールをはくことが多い→靴の前後の高さの差が3cm以内のものをはく
- 机の高さ、いすの高さが合わないまま仕事をしている→机と目の位置は30cmくらい離れているのが適当
- カバンや荷物を持つ手がいつも同じ側→右手で持ったら、次は左手で持つなど、左右同じように使う
- パソコンやテレビの画面が横にあり体をねじった状態で見ている→正面を向いて見る
- 左右非対称のスポーツ(ゴルフ、野球、テニスなど)をよくする→スポーツの前後で、反対のスイングをする、又は反対のひねりのストレッチをする
- 片方の歯だけで噛んでいる→左右の歯で噛む
- 靴が合わない
- イスに座ったとき足を組む、あぐらをかく、横座りをする→しないのがベスト
- 姿勢が悪い(猫背)
- 同じ姿勢で長時間仕事している→20分に1回は首と腰を前後左右に傾け、左右に捻(ひね)る運動をする
- "休め"をするとき常に同じ足を支えにしている→左右同じように使う
体の使い方
なぜ体を痛めてばかりいるのか?それは体の使い方が悪いからです。ではどうしたらいいかと言うと、重心を両足の中に常に入れておくことです。例えば上半身を前に曲げる時はその分お尻を後ろに突き出し重心点を体の外に出さないようにする事です。これは全ての動作に共通するいい体の動かし方です。